コンバース・コンバース オールスター・コンバース スニーカーについて
コンバース(Converse)とは、1902年にアメリカはマサチューセッツ州モールデンのデパート経営者のマーキス・M・コンバースにより設立されたシューズメーカーのことで、特にコンバースのスニーカーシューズは日本で長年に渡って根強い人気を持つ有名ブランド品です。
創業当時は、マサチューセッツ州モールデンと言う土地が、降雪量が多く、アウトドアの本場だったせいか、楽に動き回ることのできるゴム製の作業靴の製造が主で、スニーカーはほとんど作っていませんでっした。
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コンバース
スニーカーの定番、はたまたスニーカーの代名詞的存在として知られるのがコンバースです。
同じくスニーカーで人気があるナイキ、アディダス、ニューバランスと比較して、このコンバースが一味違っているのは、機能面というよりも、デザイン性、ファッションの合せやすさという点で評判を博しているということです。
コンバースのなかで一番人気といえる定番モデルにオールスターというスニーカーがありますが、発売されたのは、なんと1917年という、歴史の古さ。
そのオールスターの原型と現在発売されている現行モデルは、ほとんど変更はありません。
さすがに、スポーツ用として使う機能面としては、他のブランドと比較になりませんが、街歩き、普段用として、デニムにはもちろんのこと、ちょっとしたパンツにも違和感無く合せられる、着こなし付けこなしの範囲の広さは随一です。
そしてコンバースというブランドの歴史を語る上で、このオールスターを外すわけにはいきません。
1908年に創業してから、基本的に作業用の靴を作り続けていたコンバースがスニーカーメーカーとなった一大転機といえる記念碑的モデルなのです。
オールスターは世界初の本格的なバスケットシューズとして知られていますが、これは、1891年に考案されたバスケットボールの発祥地がコンバース社と同じマサチューセッツ州だったということと深い関わりがあります。
このオールスターにとことん惚れ込んだプロバスケットボール選手のチャック・テイラーが協力に各地で宣伝し回ったことで、バスケットボールシューズといえば、コンバースオールスターという図式が成立しました。
順調に業務拡大していたコンバースですが、ずっと順風満帆でこれたわけでなく、1970年代には、他社のバスケットボールシューズ追随により、業績が悪化し、エルトラ社に買収、1980年代にはジョギングブームへの乗り遅れからの経営危機に陥るということもありました。
ただその都度、70年代にはプロレザー、80年代には、ウェポンといったモデルが大人気となったことで乗り切り、1982年には株式上場も果たしています。
1984年にはロサンゼルスオリンピックオフィシャルシューズにも選ばれました。
そういった幾度もの危機をくぐりぬけてきたコンバースですから、2001年、突然のコンバース倒産のニュースが流れたときは、全世界に大きな衝撃を与えました。
幸い、企業再建への手立てもつき、日本からは伊藤忠商事が資本参加し、2002年コンバースジャパンという会社が設立されて現在に至っています。
コンバース オールスター
コンバース・オールスター は、1917年に発売されてから現在まで100年近くものあいだ、ロングセラーであり続けているスニーカーの定番です。
発表当時、このオールスターを愛用したプロバスケットプレイヤーであるチャック・テイラーが普及に大きく関わったことから、アメリカでは、Chuck TaylorAll-Starsと呼ばれています。
デザインは、1917年発売のものと、ほぼ変わらず、材質は、キャンパス生地やレザーを、靴底はゴムが使用されています。
オースターには、かかとまで生地が覆うHIカットと踵があらわになる、OXカットの二種類があります。
好みでどちらかを選べばいいのですが、オールスターらしさ、ということであれば、HIカット、脱ぎ履きが便利なのはOXカットといえるでしょう。
またハイカットの場合、靴ひもを全部の穴まで通してしまうと、くつの脱ぎ履きに時間がかかって手間ですから、上二つの穴はひもを通さずにしておくのがおすすめです。
コンバースのオールスターは、購入するとき、サイズに気をつけましょう。
スニーカーの設計が1917年のものとほぼ変わらないことから、足型が現代のものよりもいくぶん、細いので、そのままのサイズだと、きついです。
サイズとして、おおむね、いつもより0.5上のものを選びましょう。
コンバースのオールスターの場合、ひもで固定することになりますから、少々大きめだったとしても、実用上そんなに問題はありません。
逆に、小さかったりぴったりすぎると、小指のあたりがひっかかって実に窮屈で、気になってとても普段使いで気楽に履けなくなります。
足のサイズが一応、数値で表としてありますが、もともと人間の足は、ひとそれぞれ千差万別で、完全にぴったり合う靴というのはオーダーメイドで無い限りまずありません。
若干でも横幅が広かったりすれば、それだけでもきつさを感じますし、また季節の移り変わり、体調、一日のうち朝昼晩の時間帯によっても、足がむくむことがありますから、そういう意味からも、ぴったりサイズよりもいくぶんサイズにゆとりがあるものを選ばれることをおすすめします。
コンバース スニーカー
コンバースのスニーカーは人気が高いゆえに、他の人とモデルがかぶりやすいのが難点といえば難点です。
カラーが豊富とはいえ、定番カラーの黒はやはり一つはもっておきたくなるものですから。
ですので、他の人と一味違ったコンバースにするためには、靴ひもの色を変えると、簡単な割に、がらっと印象が変わっておすすめです。
またキャンバス生地は汚れやすいので、防水スプレーを噴射しておくと、いくぶんかは汚れにくくなります。
コンバースが2001年に倒産したことから、アメリカの工場は閉鎖され、現在インドネシア工場での生産となっています。
そのことから、メイドインUSAのものはレア物とされ、中古ながらいくぶんプレミアがついた状態で流通しています。
コンバースのスニーカーの定番モデルとしては、オールスター(ALLSTAR)のほかに、70年代の代表的バスケットシューズの復刻版であるワンスター(ONE STAR)があります。
他には、1976年登場のプロレザーをデザインベースとしたプロスター(PRO-STAR)や、シェブロン&スター(CHEVRON &STAR)、ラリーバードとマジックジョンソンといったバスケットボールの2大スターを広告に起用したことで世界的に大人気となり、今もコンバース・レザーバッシュの代名詞的存在のウエポン(WEAPON)、1935年当時、バドミントンの世界チャンピオンだったジャック パーセルが、自ら開発にかかわって出来たシューズ、ジャックパーセル(JACK PURCELL)などがあります。
また子供向けのシューズラインも展開しており、小学生くらいの子供むけスニーカーのクイックスター(QUICK STAR)があります。
幼稚園くらいまでの子供むけ、ベビーサイズとしては、オールスターやウェポンといった人気モデルのデザインはそのままに、子供が靴を脱ぎはきしやすいよう、サイドにファスナーがついていたり、より柔らかい履き心地のフレックスソールが採用されています。
このことで、開き口が広くて、履きやすいので、子供のファーストシューズとして選ばれる人が多く、出産祝いのプレゼントアイテムとしても人気があります。